1985年、86年に、日本唯一のオペラ賞と言われたジロー・オペラ賞を、2年連続で受賞。 また 87年には、自身 初のリサイタル「オルフェオの世界」で、昭和62年度文化庁芸術祭賞を受賞。1975年、日本オペラ協会より、78年に藤原歌劇団よりオペラデビューし、以来、両所属団体における公演はもとより、小澤征爾指揮《ヘネシー・オペラ・シリーズ》ほか数多くのオペラ公演に出演。新国立劇場主催公演では、1998年以降『蝶々夫人』、『エウゲニ・オネーギン』、『ヘンゼルとグレーテル』、『セビリアの理髪師』などのオペラに出演を重ねている。コンサートにおいても、これまで ホルスト・シュタイン指揮/NHK交響楽団定期演奏会をはじめ、東京交響楽団、東京都交響楽団、ほか多数のオーケストラ公演に出演し、管弦楽付き歌曲から宗教曲にいたるまで幅広い演目で活躍を続けてきている。奥深い芳醇な声に恵まれ、内面の表現力に秀でた日本を代表するメゾ・ソプラノであり、2002年には、横浜アリーナで開催された『3大テノール・ラスト・コンサート』にゲスト出演、世界3大テノールと共演して話題となった。
また、04年の、バーンスタイン作曲、宮本亜門演出、ミュージカル『キャンディード』では、オールド・レディ役を演じて絶賛を博し、翌05年に東京芸術劇場大ホールで開催した自身の30周年記念リサイタルは、満員の盛況のもとに大きな成功を収めた。06年、日本オペラ協会主催のオペラ『葵上』に、主役「御息所」で出演。
CDアルバムは、「やるせないアリア/郡愛子 愛を歌う」、「日本抒情歌集/郡愛子」、そして収録曲全曲を自身で作詞・訳詞した世界名曲集「郡愛子30周年記念アルバム~これ以上の愛は」が、(財)日本伝統文化振興財団より発売されている。
さらに 08年の『郡愛子リサイタル2008』にあわせて、7つのジャンルから自身が選曲したCDアルバム「Voices」をリリース。翌09年10月の『郡愛子リサイタル2009~いちばん大切なもの』では、これにあわせてCDアルバム「Voices II」をリリース。テレビ出演はこれまで、NHK「ニューイヤー・オペラコンサート」、「ときめき夢サウンド」、テレビ朝日「題名のない音楽会」、「ニュースステーション」、日本テレビ「深夜の音楽会」などの番組のほか、CMにも出演してきており、BSテレビや、FM、AMラジオへの出演も数多い。近年は、各地において独創的なソロ・コンサートを展開し、独自のステージ・スタイルを着々と築いてきている。
2010年2月7日には、東京文化会館大ホールで開催の藤原歌劇団公演、20世紀フランス・オペラの最高峰と称されるオペラ『カルメル会修道女の対話』(プーランク作曲)に、重要な「クロワシー修道院長」役で出演する。
藤原歌劇団団員、日本オペラ協会会員。